
moonlight
変換しない。だから、失わない。
一般的なリバーブペダルは、音を一度デジタルに変換する。残響を付加し、再びアナログに戻す。その過程で、ピッキングの質感や歪みエフェクターが生み出したニュアンスは、静かに削られていく。
moonlightは、その変換を原音に対して行わない。
ドライ信号はアナログのまま保たれ、デジタルで生成されたリバーブ音だけが内部の高品質ミキサー回路でアナログミックスされて出力される。
歪みの後に置いても、その歪みが持つ固有の質感はそのままそこにある。
spring・room・hallの3モードは、空間の大きさではなく、空間の性格を選ぶ。
decayは残響の長さを、reverb toneはその明るさを決める。
masterはリバーブとブースターを同時に担い、reverb levelをゼロにすれば、moonlightはそのままブースターとしても機能する。
空間が広がりつつも、原音はそこにいる。
その静かな両立が、moonlightの哲学。
(Writer:サトウリョウタロウ)
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