
Unit67
スタジオをステージへ
我々が普段耳にする音源には秘密がある。
ギター、アンプ、エフェクター。
これらでは説明がつかない、あの奥行きと密度。
それはスタジオのラックに収まった機材が作り出していた。
Urei 1176という、数十年にわたりレコーディング現場を支えてきた伝説的ラックコンプレッサー。
Dallas Rangemasterという、多くの伝説的ギタリストが唯一リグへ導入していたトレブルブースター。
Unit67は、その2つの魂を一つの筐体に封じ込めた。
1176にインスパイアされたFETコンプレッサーは、アタックとリリースを固定している。
無数の試奏と経験から導き出されたその固定値こそが、Uniti67独自の引き心地の良さ、右手への追従性を支えている。
Sustainノブはドライとコンプレッションのかかったウェットサウンドのブレンドを決め、ピッキングニュアンスを損なうことなく音を次のステージへと昇華させる。
Rangemasterに着想をへたRangeノブは、1~2kHzの固有の帯域を静かに持ち上げる。
EQのLowとHighを組み合わせることで、最大41dBというミドルの存在感を、前面に押し出す。
23V内部昇圧によってその全ては余裕をもって出力される。
スタジオは、ラックの中ではなく回路の中に宿っていた。
(writter:サトウリョウタロウ)
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